女子生徒の告発の手紙「男子へ嫌がらせ」 担任が加害側生徒に見せる - livedoor
岐阜市立中学3年の男子生徒(14)が7月、いじめを苦に自殺したとされる問題で、同級生の女子生徒が5月末にいじめの事実を伝えた手紙を、担任教諭が加害側の生徒に見せていたことがわかった。
市教育委員会の第三者組織「いじめ問題対策委員会」はこの時の担任の「指導」をきっかけに、いじめがエスカレートしたと認定。市教委に23日に提出する報告書に盛り込むことにしている。
女子生徒は5月31日、男子生徒が給食時に嫌がらせを受けるなど、いじめられていると手紙で担任に訴えた。担任は加害側生徒2人から事情を聞いた際、1人に手紙の一部を示して「同級生が訴えてきた」と話した。担任は結局、いじめと判断せず、給食マナーを指導するにとどめ、校長らにも報告しなかったという。
第三者委はこれまで約30件のいじめ行為を認定したが、その大半が6月に集中していた。報告書には、いじめが男子生徒の自殺の主要因で、学校での教員間の連携不足がいじめを激化させたことも明記する。
2019-12-22 00:07:00Z
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