ローマ教皇来日、「若い頃から日本に共感と愛着」 - 読売新聞
ローマ教皇フランシスコ(82)が23日、日本を訪問した。教皇の訪日は1981年のヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりとなる。24日に長崎、広島を訪問し、被爆地から核廃絶を訴えるメッセージを発信する。
教皇は23日朝、来日に先立って訪れていたバンコクを出発した。23日夕に羽田空港に到着後、雨天の中、空港で出迎えたカトリック関係者らに笑顔で応じた。この後、都内のバチカン大使館でカトリック司教との集いに参加し、「若い頃から日本に共感と愛着を覚えていた」とあいさつした。
24日の被爆地訪問では、長崎の爆心地公園、広島の平和記念公園でそれぞれ演説する。教皇は積極的に核廃絶を訴えており、被爆地から世界に向け、核兵器問題の解決を呼びかける。
25日は東京で、東日本大震災の被災者らと面会し、東京ドームで大規模なミサを行う。天皇陛下と会見し、安倍首相と会談する。26日には、自身の出身母体であるイエズス会系の上智大を訪問し、その後、帰国の途につく。
2019-11-23 11:23:04Z
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